睡眠の疑問Q&A
1問1答形式で睡眠にまつわる疑問を解決していきます!
人はなぜ眠るのでしょうか。
実は、この問いに対する学術的に明確な答えは出ていません。しかし、科学的エビデンスを基に、睡眠に関する正解・不正解の行為はある程度分かってきています。
一般的には7時間前後が適正とされています。
しかしこれは一般論であり、自分に必要な睡眠時間は、体質(遺伝子)により決まるため、もっと多く必要な人もいれば、少なくてすむ人もいます。
「あなたが翌日、眠気を感じずに過ごせるだけ眠ればよい」というのが適切な回答でしょう。
なれません。
自分に必要な睡眠時間は体質(遺伝子)で決まっていて、努力で改善できる問題ではありません。ショートスリーパーは数百人~1000人に1人いるかどうかと言われています。実際、自分はショートスリーパーであると思っていても無理をしているだけの人もいます。日中、眠気を感じにくい体質の人(≠ショートスリーパー)も実は睡眠が不足している場合もあります。
無理に眠ろうとせずに、一旦あきらめましょう。
ベッドに居続けると悪循環になるので、おすすめはベッドから離れて本を読むことです。自然に眠たくなることを待ちましょう。
履かない方が良いです。
手足からの熱放散によって体温調整機能が働きやすいからです。
ただし、冷え性の人で冷えが気になり逆に眠れなくなる場合は履いた方が良いでしょう。
無いと考えている研究者が多いです。
レム睡眠中に、ランダムに色々なイメージが出てきているものが記憶に残っているだけで、おそらく目的はないとされています。
カフェインの効果です。
カフェインは、神経を鎮静させる作用を持つアデノシンという物質と化学構造が似ており、アデノシンが作用を発揮するために結合しなければならない場所(受容体)に結合します。その結果、アデノシンが受容体に結合できなくなることで、その働きが阻害され、神経を興奮させます。