睡眠改善サプリメント
良い睡眠は、「生活習慣」と「寝室環境」を整えることによって作られることが大前提です。
サプリメントは定常的に毎日飲むのではなく、必要最小限にした方が良いでしょう。
しかし、少しでも改善したい、そんな思いで調べながら商品を試した上で、おすすめできるものを効果ごとに購入できるものを紹介させて頂きます。
注意点として、「プラセボ効果」の可能性もあることをしっかりと理解して、考慮して使用しましょう。
本来は効果をもたないサプリメントや薬(プラセボと呼びます)を服用して得られる効果のことです。プラセボを服用することで、病気の症状が改善することもあります。
例えば、サプリを飲んで睡眠が改善した場合、実際にサプリに含まれる成分ではなく、サプリを飲んだという精神的な安定が睡眠を改善させた可能性も考えられます。
個人差もありますので、その点も踏まえて、判断をしてみてください。
日常的に摂取するのではなく、翌日は大事な予定がある!早く起きないといけない!など「今日はしっかり寝よう」という日に、「少しでもプラスになったらよいな」という程度で飲むのがおすすめです。
【総合力No.1】乳酸菌CP2305(アサヒグループ食品)
大手のアサヒが販売しているサプリメントであるディアナチュラのシリーズの一つです。ガセリ菌CP2305株(L. gasseri CP2305)には、精神的ストレスを和らげ、睡眠の質を高めることが報告されています。また、腸内環境の改善に役立つ機能もあることが報告されています。
しばらく前にYakult(ヤクルト)1000が睡眠改善に効くと話題になりましたが、ヤクルトはご存じの通り冷蔵が必要な糖類も入った甘い液体でコストも高いです。
こちらも乳酸菌で睡眠の質を高め、腸内環境も整えてくれる一石二鳥のサプリメントです。
ヤクルト1000は高い、糖が入っているから歯を磨いたら飲めない、単純にその効果だけが欲しい。と思っている方向けに、常温可能なタブレットで保管が容易、飲みやすい、そしてコスパが良いというのはこのサプリではないでしょうか。
夜中に起きてしまう人は「テアニン」
夜中に目覚めたくない、起床時のスッキリ感がほしいという人は、テアニンが入っているものを選びましょう。
テアニンはお茶のうま味・甘味に寄与する成分で、興奮を鎮めて緊張を和らげる働きと、心身をリラックスさせる効果を持っています。 体を興奮状態にする交感神経の働きを抑え、中途覚醒が起こりづらくなるのが特徴です。
お茶に入っているのであれば、お茶を飲めば良いじゃないかと思う人もいらっしゃるでしょうか。お茶には「テアニン」とともに覚醒を促す「カフェイン」も入っています。そのため、夜のお茶は睡眠の観点ではお勧めできません。単独でテアニンを取りましょう。
寝つきの悪い人は「グリシン」
寝つきが悪い人は、グリシンを摂取すると良いです。
グリシンとはアミノ酸の一種で、牡蠣やアサリといった魚介類に多く含まれている成分です。深い眠りに入りやすくなり、睡眠の質を上げる効果が報告されています。
年齢を重ねたり、ストレスが溜まったりすると深い眠りに入りづらくなる傾向があり、グリシンには、体の中心部の温度を下げる役割があり、自然に眠りにつきやすくなります。
「グリシン」と「テアニン」を一緒に摂ることができるサプリもあります。